★グループディスカッションの練習★
D社の1次試験は、筆記とグループディスカッション(GD)です。
筆記は、先輩が受験した時に残してくれたレポートを参考にしながら対策。
そしてGDは、他にもD社を受験する学生がいるので全員で練習する事にしました。
お互いに顔見知りの学生もいるので、かえってやりずらそうですが、ここで真剣に取り組めば、本番生きてくるはずです。私(先生)からテーマを与えてスタートしてみましたが、なんとなく照れもあってか、会話になりません。
面接官が何を見ているのか、何故、ディスカッションをいう面接方式をとるのか、説明し、またテーマを変え、アドバイスして行くうちに徐々に頭と口が働き出しディスカッションらしくなってきました。
その中でもSさんは、元々おしゃべりな性格もあり、積極的な発言が目立っていました。それでも本人は心配らしく練習が終わり他の学生が帰っても質問しに来ます。いつも通りのガッツが戻りつつあるようです。
★緊張の1次試験★
試験前日、持ち物、時間、場所を確認、そして今から自分がD社の社員販売員になったつもりで試験に臨むようアドバイス、本人も今回は良い意味での緊張感と自信を持って試験に向かいました。
試験が終わって筆記もまあまあ、ディスカッションは、練習より楽しく出来た、また、会社への質問も一番にしたとのこと。
3日後 D社人事から学校へSさん、1次通過の連絡が入りました。しかし内定が取れた訳ではありません。あと2回の面接を通過しなければならないのです。
★経験こそが人を成長させる★
次は、集団面接との事、1次通過者が集まって再び面接練習です。
ここまで来ると今までのアルバイトそして戻ってきた自信が生きてきます。
どんな質問をぶつけても適切な答えが返ってきます。
練習をしながらも本人が成長していることが伝わってきます。
人間やはり何より結果が必要、しかしそこに至るまでの失敗とそれを乗り越える努力、この経験こそが人を成長させるものだと実感しました。
今までの面接が決して悪いという訳ではなかったと思いますが、今回は、19歳の幼さが消えているように思えました。
★内定、決まる!★
そして2次の結果は、なんと最終面接を待たずに内定ということです。Sさんも私達(先生)も大喜びです。
数日後、D社から正式に内定通知があり、就職相談室にやってきました。私が他の学生の対応に追われているのを見たのか、手紙を残してくれました。
「先生、D社受けて良かったです。これからもしっかり頑張ります。でもP社、落ちた時は、“チョ〜”死にそうだった・・・」
後日、手紙をもらったお礼とこれから卒業に向けてしっかり勉強するようSさんに伝えました。ただし、言葉遣いは、気をつけるようにの一言を添えて。